例えばあごが大きくしゃくれているとか、歯が異常に出ているなどという場合は自分でも分かるし、家族や周囲の親しい友人たちから矯正を勧められたりするのではないかと思われますが、「しゃくれぎみ」とか「出ぎみ」というレベルでは、あまり問題にされないようです。
けれども外見上のバランスの悪さだけでなく、顎関節症や肩こり、腰痛などといったからだのバランスを崩す要素となったりすることもあるので、一度自分で歯並びをチェックしてみましょう。
まず1つ目は"正中線"といわれる前歯の中心線が、上下でまっすぐ一直線に揃っているかどうかを見ます。
2つ目は自分の横顔を鏡に映してものさしやボールペンのような真っすぐなものを、鼻の先とあごの先にあてて、このラインから唇がはみ出したり引っ込みすぎたりしていないかどうかを見ます。
これは"Eラインといって1954年に歯科医によって提唱されたもので、今では"美の基準"のひとつとされています。
3つ目は、"糸切り歯"とも呼ばれる"犬歯"から奥の歯が、上1本に対して下2本の割合でかみ合っている状態かどうかをチェックしてみてください。
これは"1歯対2歯"と言って理想的な咬み合わせの形とされています。
4つ目は、前歯の咬み合わせの深さである"オーバーバイト"と前歯の突出の度合いである"オーバージェット"が適正かどうかのチェックで、2本の前歯が水平方向に2㎜、垂直方向に2㎜重なっているのが理想だとされています。
人にはある程度の適応力があるために、これらは多少基準から外れていてもすぐに体調を崩したりということはありませんが、程度の弱い不正咬合でも知らず知らずのうちにどこかに少しずつ負担がかかってくるために早めに治療しておいたほうが良いようです。
例えば歯磨きが行き届かなくて虫歯や歯周病になりやすかったり、話をするときに息がもれて発音がきれいでなかったり、奥歯がしっかり咬み締められないことによって精神的にも不安定になったり集中力が低下したり、肩こり、頭痛、顎関節症、腰痛などの遠因にもなっていると言われています。
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