人の顎の成長は15~16歳くらいで止まりますが、その年齢あたりからは成長期に比べて歯の移動に時間がかかるようになり、当然治療期間も長くなります。
顎の大きさや形が完成されているために、顎の大きさに対して歯が大きすぎる場合などは抜歯をして歯を並び替えたりして、その決定された状況の中で治療を行なっていかなければなりません。
けれども一方で、顎の成長が止まっているために歯の動きを予測しやすく、最初に立てた計画通りに矯正治療を行なうことができるというメリットがあります。
また、大人の場合は自分が矯正によって受けるメリットをしっかり把握しているために、装置をつけることや歯磨きなどに対しても、さぼったりすることなく殆ど医師の指示どおりに行われるというメリットがあります。
そこで、大人の歯の矯正にはどのような種類のものがあるのかを見てみることにしましょう。
その1つ目は、最近よく行なわれるようになった"ブライダル矯正"というものです。
これはその名の通り、結婚式に合わせて歯並びをきれいに整えるというもので、通常の治療では1年~2年かかるものが3ヶ月~6ヶ月でほぼ矯正が完成します。
期間が短いために、中には完璧な矯正が無理な場合もありますが、この治療コースではまず最も目立つ箇所から矯正していくために、矯正が完了していない箇所はあまり目立たない部分であることが殆どで、その部分は当日だけ装置を外すという方法が用いられ、ハネムーンが終わって通常の生活をすることができるようになって再び治療が開始されます。
2つ目は、動かしたい歯の周囲にある改造速度の遅い骨を除去して、残っている骨に刺激を与えていく"スピード矯正"と言われるもので、歯にも骨にもダメージが少ない理想的な方法と言われていますが、日本ではまだこの技術をこなせる医師が少ないために定着していません。
3つ目は"インプラント矯正"と呼ばれるもので、体に影響のない金属チタンを顎の骨に埋め込んで、そこを支点にして歯を移動させていきます。
手術といっても痛みもなく、5分~10分で終了する簡単なもので日常の歯みがきをしっかり行なって感染さえ起こさなければ短期間に矯正できるために人気があります。
矯正歯科はじめて入門は、矯正歯科について解説しています。
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