歯にブラケットやチューブを付けてワイヤーの弾性を利用して歯を移動させる装置のうちで、唇側に装着するものに“マルチブラケット”がありますが、歯の裏側の舌側に装着する矯正装置もあります。
これは“リンガルブラケット”といって、歯の表側でなくて裏に装着するために“目立たない”というレベルを越えてさらに審美性に優れた、“見えない”矯正を行うことができます。
裏側に付けるということから、治療する側にとっては見えにくい位置にあるために作業性が悪くなったり、また患者側にとっては慣れるまで非常にしゃべりにくかったり舌が装置に当って痛かったり、また歯の表側にワイヤーを装着する“マルチブラケット”と比べるとワイヤーが歯の内側を通って短くなるために効果が低くなり、治療期間が長くなったり治療費がやや高くなるという難点があります。
ちなみにその費用は病院によって違いはありますが、大体90万円から140万円くらいが相場となっているようです。
そして病院によっては例えば治療開始時に治療費の半分を支払って、半年後に残りの半分を、そして1年後に再び半分を支払うというように誰にでも利用しやすいように考慮されています。
けれどもこの装置は矯正しているということが分からないために、精神面における負担はかなり軽減されるようです。
また、上顎側と下顎側の両方に“リンガルブラケット”を使用する場合“フルリンガルブラケット”が使われますが、“リンガルブラケット”の審美性を生かしながら難点を補う方法として、上顎側を“リンガルブラケット”にして、下顎側を“マルチブラケット”にする“ハーフリンガル”という手法もあります。
他にも通常の“リンガルブラケット”に使用されているブラケットよりも、薄くて小さく改良を加えた“超小型リンガルブラケット”というのがあります。
これはこれまでの“リンガルブラケット”の、装着の際の違和感や発音のしにくさを大幅に改善したもので、違和感の解消までの時間が短縮されたり、発音のしにくさが解消されたり、小さくなったことによって衛生面においても向上したりしています。
さらに、ブラケットが小さくなってそれらの間隔が広がることによって、前歯とワイヤーとの距離が短くなって矯正効果がアップし、治療期間をより短くすることに成功しています。
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例えばあごが大きくしゃくれているとか、歯が異常に出ているなどという場合は自分でも分かるし、家族や周囲の親しい友人たちから矯正を勧められたりするのではないかと思われますが、「しゃくれぎみ」とか「出ぎみ」・・・・