“バイオネーター”は“機能的矯正装置”とも呼ばれているもので、下顎が成長不足でかつまだ成長の可能性が充分残っている成長期の子供に用いられる“下顎の成長を促すための装置”で、子供自身の筋肉の力を利用して“上顎前突症”、俗に言う“出っ歯”や“開咬”を直したり、歯を左右に広げる目的で使われています。
けれどもレントゲンで分析してみると“出っ歯”に見えていたのは上顎の歯が出すぎているからではなくて、下顎が発育不全であるために“出っ歯”に見えていただけだということがわかるケースも多いようです。
これは治療の過程で“抜歯”を極力避ける傾向の強いヨーロッパで主に使われてきた装置で、着脱が簡単にできるのがメリットの1つになっていますが、装着時間の目安や15時間以上となっているので時間が守られなければ当然効果も期待できませんが、一般には学校から帰ってきてから装着してそのまま就寝し、翌日学校に行く前に外していくという方法で使われているようです。
そして肝心の“装着期間”ですが、これは個人差が大きくて一概には言えませんが1年前後をみておくと良いでしょう。
“バイオネーター”による矯正が決まるとまず、本人の口に合わせた装置が作製されて親と子供の両方に“装着することの必要性”や“装着時間を守ることの必要性”、“装着の仕方”などに関する説明が行なわれ、子供にはとくにその必要性と自立して管理していくことの大切さが伝えられます。
また“バイオネーター”などの“機能的矯正装置には他にも、治療後の戻りが少なかったり、虫歯になりにくかったり、上下の歯を一緒に治すことができたり、治療後の顔の表情がとても自然になるというメリットもあります。
さらに、早くから顎の異常に気付いて治療しておくことによって、大きくなってから歯を抜いたり顎の骨を削ったりというような時間と費用がかかる大がかりな治療を受ける必要もなくなり、結局は早めの治療が良い結果を生み出すことにもなります。
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