歯は矯正を終えても1年間はまだ非常に不安定な状態です。
矯正装置によって力を加えられた側の"歯槽骨"が溶けて、反対側に隙間ができて、その部分に新しい骨ができるわけですが、そうして歯の周りには一見同じ厚さの骨が付いたように見えてもまだ実際にはしっかりと詰まって固まっているわけではありません。
歯と歯茎とを結んでいる繊維や骨は、すきさえあれば歯を元の位置に戻してやろうと常に歯に力をかけています。
そこで、その期間に使われる装置に"リテーナー"というものがあります。
これはは"保定装置"のことで、矯正治療の最終段階において歯並びや咬み合わせを整えた後に矯正の後戻りを防ぐために装着しておく装置のことを言います。
つまり矯正装置は歯を移動させるために装着するものですが、"リテーナー"は歯を動かさないようにするために装着するのです。
また"リテーナー"には歯磨きや食事のたびに取り外しのできるものと、取り外しのできないタイプのものがありそれ以外は本格的な矯正を行っていたときのように常に装着しておかないといけませんが、 1年くらい経った頃から、外す時間を徐々に延ばして行きます。
このときも、1年経ったからからといって急に外してはいけません。
たとえばマラソンでいうと"リテーナー"の装着は折り返し地点と同じで、この時点ですべての矯正が終わったのではなくて、「あと半分残っている」というくらいの気持ちで手を抜かないようにすることが大切です。
"リテーナー"にも、本格的な矯正装置同様にいくつかの種類があります。
まず1つ目は固定タイプの"フィックスタイプリテーナー"で、歯の裏にワイヤーを接着するために取り外しはできませんが、取り外しが出来るタイプのものよりも装置が小さくて目立ちにくく保定効果にも優れているというメリットがあります。
2つ目は、取り外しが出来るタイプの"ベッグタイプリテーナー"で、ワイヤーが表側の歯全体を保定し、後ろ側はプラスチックのプレートで支えるようになっています。
3つ目は、"ベッグタイプリテーナー"の保定部分が後戻りしやすい前歯だけになっている"ホーレータイプリテーナー"です。
4つ目は取り外しのできる透明な"クリアリテーナー"というもので、マウスピースタイプになっていてさらに扱いやすくなっています。
矯正歯科はじめて入門は、矯正歯科について解説しています。
"矯正装置"の種類によっても異なりますが、口の中の違和感を無くすためにどのように改良されたものであってもやはり感触も違うし、口腔環境も異なってしまいがちです。そこで、"矯正装置"を付けている期間中の心・・・・